社長メッセージ

現場を知ることの大切さ

先日、沖縄那覇に出張しました。直射日光は強く暑いですが、関東のように熱い空気が身体に纏わりつくことなく、日影に入ると心地よい島風のため涼しく感じます。そのうち沖縄に避暑に行くことになるかもしれません。
数年前の沖縄橋梁点検作業を思い出します。朝から現場に行き夕方まで作業し、ホテルに戻りシャワーを浴び、その後仲間と泡盛を呑む毎日でした。
橋梁などの構造物点検は、車両通行中の道路にて作業をします。交通事故や点検車等からの転落など危険が付き纏います。それを防止するため、交通規制方法や各自の作業分担徹底など事前の作業計画が重要です。現場状況は全て異なっており一箇所ずつ丹念な実施計画が必要です。また、構造物点検で重大な損傷が見つかると緊急報告と当面の対応策を早急に提案しなければなりません。机上の作業とは異なる判断力や技術力が求められます。
建設コンサルタントとして従事している私達は、ともすると机上の世界だけで諸々の判断をしていますが、現場がどのようになっているかを理解し現場で対応するための技術や経験を積んでいくことも大切です。

点検風景

構造物点検などにICTを活用して、安全性向上・点検結果の品質向上・作業の効率化を目指しています。現場対応にも新たな発想が必要です。

人(analog)と技術(digital)を掛け合わせ、夢(dream)の実現へ

掲載日:2019/08/14